個人で500万円借りる方法を徹底解説!審査に通るコツと安全な借入先
- 太一 久保
- 3月18日
- 読了時間: 12分

個人で500万円ってどうやって借りればいいの?
できるだけ安全に500万円を借りたい!
短い審査で500万円を借りる方法を知りたい!
個人で500万円を借りる必要がある場合、どのような方法があるのでしょうか?
「急な出費が必要になった」「事業資金を調達したい」「借金を一本化したい」など、借入を検討する理由は様々です。
しかし、500万円という金額は小さくなく、借入先や返済計画を慎重に考えなければ、後々の生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。
本記事では、個人が500万円を借りる具体的な方法、安全な借入先、審査を通過するポイントなどを解説します。
個人が借りられるお金の上限・限度額とは?

借入種類 | 借入可能額(最大) | 主な条件 |
消費者金融(総量規制あり) | 年収の1/3まで | 年収300万円なら100万円まで |
銀行カードローン | 500万円~800万円 | 信用情報や収入による |
住宅ローン | 年収の5倍~7倍 | 固定資産や頭金が必要 |
担保ローン | 30万円程度~数億 | 車や不動産などを担保にする |
事業者ローン | 500万円~3,000万円 | 事業計画書が必要 |
個人が500万円を借りる5つの方法と特徴
500万円を借りるための方法はいくつかあります。
それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。
借入方法 | 金利 | 審査難易度 | 特徴 |
銀行のカードローン | 3%〜15% | 高い | 信用力が必要、低金利だが審査が厳しい |
消費者金融 | 4%〜18% | 中 | 即日融資も可能、金利が高め |
クレジットカードのキャッシング | 10%〜18% | 低 | 限度額が低く、長期利用には向かない |
事業者向けローン | 3%〜15% | 中〜高 | 事業資金向け、事業計画書が必要 |
質屋・担保融資 | 5%〜15% | 低 | 担保が必要、信用情報に影響なし |
1. 銀行のカードローン

特徴
大手銀行や地方銀行が提供しているカードローン
金利が低めで、長期的な借入にも適している
審査が厳しめで、信用情報や年収が重要
借入までに数日~1週間ほどかかることが多い
メリット
低金利で借りられる
まとまった金額の融資に対応(最大1,000万円など)
長期間の返済プランが組める
デメリット
審査が厳しく、時間がかかる
パート・アルバイト、無職は審査が通りにくい
おすすめの人
信用情報が良好で、安定した収入がある人
長期間の返済を考えている人
2.消費者金融フリーローン

特徴
アコム、プロミス、アイフルなどの消費者金融が提供
審査が比較的通りやすい(銀行よりも柔軟)
即日融資が可能なケースもある
金利が高め(上限18%ほど)で、長期借入には向かない
メリット
審査が柔軟で、比較的通りやすい
即日~翌日には借りられることが多い
無担保・保証人不要で借りられる
デメリット
金利が高め(10%~18%)
長期的な返済計画を立てないと負担が大きい
総量規制があるため年収の3分の1しか借りられない
おすすめの人
急ぎで500万円が必要な人
銀行の審査に通らない可能性がある人
3.クレジットカードのキャッシング枠

特徴
クレジットカードに付帯するキャッシング枠を利用
すでにカードを持っていればすぐに借りられる
金利が高め(10%~18%)で、短期向き
限度額が低いため、500万円を一度に借りるのは難しい
メリット
すぐに現金を引き出せる(ATMやネットで簡単)
追加の審査なしで利用可能(限度額内)
デメリット
金利が高いため、長期利用には向かない
借入限度額が低いため、500万円を一度に借りられないことがほとんど
おすすめの人
一時的な資金を確保したい人
すぐに現金が必要な人(急な支払いなど)
4.事業者向けローン(個人事業主・法人向け)

特徴
個人事業主やフリーランス向けの事業資金調達ローン
銀行や公的機関の融資制度も活用できる
事業計画書や売上証明書などが必要
金利は銀行カードローン並みに低め(3%〜15%)
メリット
事業資金としてまとまったお金を借りやすい
金利が比較的低く、長期返済に向いている
デメリット
事業計画書の提出など、手続きが面倒
売上がない場合、審査に通りにくい
おすすめの人
フリーランスや個人事業主で事業資金が必要な人
銀行の融資を受けられる事業計画がある人
5.質屋や担保ローン

特徴
車・貴金属・不動産などを担保に融資を受ける
信用情報に影響を与えずに借りられる
担保の価値によって融資額が決まる
メリット
審査なし(担保があればOK)
信用情報に影響がない
デメリット
担保が必要(手放す可能性あり)
金利がやや高め(5%〜15%)
おすすめの人
高価な資産(車・宝石・不動産など)を持っている人
信用情報に不安があり、銀行の審査が厳しい人
500万円の借入審査に通るためのポイント

500万円というまとまった資金を借りるには、金融機関の審査をクリアする必要があります。
審査に通るためには、事前に準備をしておくことが重要です。
以下の3つのポイントを具体的に解説します。
1.信用情報をチェックする
金融機関の審査では、申込者の信用情報が必ず確認されます。
信用情報とは、過去の借入履歴や返済状況が記録されているデータのことで、審査の合否に大きく影響します。
信用情報を確認できる機関
CIC(割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関)
クレジットカードの利用履歴や消費者金融の借入履歴が登録されている
公式サイト:https://www.cic.co.jp/
JICC(日本信用情報機構)
消費者金融やカードローンの借入・延滞情報が記録されている
公式サイト:https://www.jicc.co.jp/
KSC(全国銀行個人信用情報センター)
銀行系ローン(住宅ローン・銀行カードローンなど)の情報が記録されている
信用情報を確認する方法
CIC・JICC・KSCの公式サイトから情報開示を申し込む(手数料約1,000円)
自分の信用情報(借入履歴・延滞履歴・返済状況)をチェック
過去に延滞や金融事故(ブラックリスト)がある場合は、一定期間待つ(約5年)
誤った情報が記録されていた場合は、金融機関に問い合わせて修正依頼をする
信用情報が悪いとどうなる?
過去に延滞や滞納歴があると、審査落ちの原因になる
債務整理(自己破産・任意整理)の履歴があると、5~10年間はローン審査に通らない
クレジットカードの支払い遅延が続くと、信用スコアが下がり審査に不利になる
調べた結果、信用情報に問題がある場合、しばらく借入を控え、クレジットカードの利用実績を積んで信用を回復する必要があります。
2.安定した収入を証明する
金融機関は、申込者が「毎月きちんと返済できるかどうか」を厳しく審査します。
そのため、安定した収入があることを証明することが重要です。
職業 | 必要な書類 | 注意点 |
会社員(正社員) | 直近3ヶ月の給与明細 源泉徴収票 雇用証明書(必要な場合) | 転職したばかりだと不利になる可能性あり |
契約社員・派遣社員 | 給与明細 源泉徴収票 | 雇用期間の明確な証明が求められる |
自営業・フリーランス | 直近2年分の確定申告書 青色申告決算書または収支内訳書 銀行の入出金履歴(売上証明) | 直近の売上が安定していないと審査が厳しくなる |
年金受給者 | 年金証書 年金支給通知書 | 収入が低いと審査に通らない可能性あり |
主婦・学生・無職 | 基本的に収入証明がないため審査通過は困難 | 配偶者の収入を利用した「配偶者貸付制度」などを検討 |
審査で見られるポイント
年収はどれくらいか?
500万円借りる場合、最低でも年収300万円以上が目安(金融機関による)
雇用形態は安定しているか?
正社員・公務員は有利、契約社員・派遣社員はやや不利
勤務年数はどのくらいか?
勤務年数が短い(1年未満)の場合、審査に影響することがある
安定した収入を証明するために、収入証明書を用意し、申告する情報に一貫性を持たせることが重要です。
3.既存の借入を整理する
審査では、すでに他社からの借入があるかどうかも重要なポイントになります。
借入が多いと、「この人はすでに借金が多く、新しい借入の返済が難しい」と判断され、審査に落ちる可能性が高くなります。
借入状況のチェックポイント
他社の借入総額が年収の3分の1を超えていないか?
貸金業法の総量規制により、消費者金融では年収の1/3以上の借入が不可
複数のローンを抱えている場合、借入件数が多すぎないか?
4社以上の借入があると、審査で不利になる可能性が高い
クレジットカードのリボ払い残高が多すぎないか?
リボ払いの残高は借金とみなされ、審査に影響する
借入を整理する方法
不要なクレジットカードを解約する
使っていないカードでも、ローン審査時には「この人はさらに借金できる枠がある」と見なされ、不利になる
借金の一本化(おまとめローン)を検討する
複数の借入を一つにまとめ、毎月の返済負担を減らす
例:消費者金融3社から合計500万円を借りている場合、銀行のおまとめローンに切り替えれば、金利が下がり返済負担が軽減する
クレジットカードのリボ払いを減らす
リボ払いの残高があると、新たな借入の審査に悪影響を与える
可能であれば一括返済し、リボ払いを利用しないようにする
借入を一本化し、クレジットカードの利用状況を見直すことで審査に通りやすくなります。
土地や建物を所有している場合は不動産担保ローンがおすすめ

不動産担保ローンとは、土地や建物を担保にすることで、高額の融資を受けられるローンのことです。
個人でも利用でき、500万円以上の資金調達が可能なケースが多いため、資金繰りに困っている人にとって選択肢の一つになります。
以下、不動産担保ローンの特徴になります。
高額の融資が可能
不動産担保ローンは、500万円~1億円以上の高額融資が可能です。
通常の無担保ローンや消費者金融では、最大でも500万円~800万円程度の融資しか受けられませんが、不動産を担保にすることで、より大きな金額を借りられるのが大きなメリットです。
低金利で借りられる
不動産を担保にすることで、金利が2.0%~10.0%と低く設定されているため、無担保ローンや消費者金融よりも返済負担を軽減できます。
ローンの種類 | 金利(目安) |
不動産担保ローン(銀行系) | 2.0%~5.0% |
不動産担保ローン(ノンバンク系) | 5.0%~10.0% |
銀行カードローン | 3.0%~15.0% |
消費者金融(無担保ローン) | 10.0%~18.0% |
長期間の返済が可能
不動産担保ローンは、最長30年の返済期間を設定できるため、無理のない返済計画を立てやすいのが魅力です。
特に、毎月の返済額を抑えたい人にとって、長期間の返済が可能な点は大きなメリットとなります。
例えば、500万円を借りた場合以下のようになります。
返済期間 | 月々の返済額(年利5%の場合) |
5年(60回) | 約9.4万円 |
10年(120回) | 約5.3万円 |
20年(240回) | 約3.3万円 |
審査に通りやすい(無職・年金受給者・個人事業主もOK)
通常のカードローンや消費者金融では、安定した収入がなければ審査に通らないことがほとんどです。
しかし、不動産担保ローンの場合、担保となる不動産の価値が重視されるため、審査に通りやすいというメリットがあります。
使い道の自由度が高い
不動産担保ローンは、「住宅ローン」や「事業融資」と異なり、借りたお金の使い道に制限がないのも大きなメリットです。
不動産担保ローンの注意点

不動産担保ローンには注意すべき点もあります。
最大のリスクは、返済が滞ると担保にした不動産が競売や売却にかけられる可能性があることです。
万が一、返済不能になった場合、住んでいる自宅や所有している不動産を失うことになるため、慎重に借入額と返済計画を検討する必要があります。
また、不動産担保ローンは審査が厳しく、担保となる不動産の評価額によって借入できる金額が決まるため、希望する金額が借りられないケースもあります。
さらに、契約手続きには通常1週間~1ヶ月程度の時間がかかるため、即日で資金調達が必要な場合には向いていません。
不動産担保ローンは、高額な資金を低金利で長期間借りられる反面、担保を失うリスクや審査の厳しさがあるため、慎重な判断が求められるローンです。
不動産担保ローンがおすすめな人

不動産担保ローンは以下のような人におすすめです。
500万円以上の高額融資を受けたい人
低金利で長期間の返済を希望する人
事業資金・借金整理・投資資金など、用途が決まっている人
通常のローン審査に通りにくい人(個人事業主・フリーランス・年金受給者など)
まとまった資金が必要だが、無担保ローンでは厳しい人
不動産を持っている場合は、検討してみましょう。
不動産担保ローンの利用手順

1.申込
借入先を選び、各社ホームページから、電話・申込フォーム(メール)などで問い合わせます。
必要事項には正確に答えられるよう、事前に不動産の情報(登記簿)やご自身の状況などをまとめておきましょう。
2.審査
貸金業者が、担保となる土地の調査を行います。
できるだけ高い評価を出せる業者を選ぶことが、借りられる限度額や金利などの条件を良くするポイントです。
その土地の事情に詳しい業者や、不動産を専門に行っている業者を選ぶと良いでしょう。
3.融資実行
審査が降りると、融資額が決定します。
問題がなければ申込用紙や必要書類を揃えば契約成立。
最短で契約当日にお金が指定の口座へ振り込まれます。
(申込時間帯によっては対応できない場合があります。詳細はご利用の業者へお問合せください)
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